昨日もともと予定されていた野球の試合が中止になってしまい、とりあえず翌週のためにと軽く体を
動かす目的でキャッチボールだけでも、と思いチームのメンバーとやったのですが、15~20分位の
時間やっただけなのに肩がー、肘がーっていう感じです。年ですかね(笑)
さて、今日は野球つながりで野球肘についてです。
ある程度長く野球をやってきた人なら一度は経験した事があるであろう肘の痛みです。
痛いんですよねー。しかも一度痛めると治癒するまで時間もかかるし、厄介です。
基本的には、繰り返し行われる投球動作が原因となって起こります。
痛める場所も内側と外側、肘の後ろなんかも痛むことがあります。
ただ、よく皆さんが痛めることが多いのは内側部分が多いかと思います。
繰り返しの投球動作によって内側の筋肉や靭帯がダメージをうけてしまい、傷ついて炎症を起こしてしまい
主にテイクバックからリリースまでの間に痛みが強く出ることが多いです。
よくメジャーに行った投手が肘を痛めて行うトミージョン手術(肘の靭帯再建手術)はこの内側の靭帯のことですね。
どうしても投げる過程において捻る動作が加わるため内側の骨の付着部を痛めやすくなってしまうのは仕方のない
事なのかもしれませんが。
特に投手は球数はもちろんのこと、変化球も投げるため野手に比べて負担大になってしまいますから。
そして、外側部分に関しては筋肉よりはどちらかというと軟骨、骨部分に炎症が起きてしまうことが多く厄介なのが
離断性骨軟骨炎です。
外側の軟骨が繰り返しの投球動作により傷つき炎症を起こし投球動作時に痛みを発症し、ひどくなると血流障害によって
壊死した軟骨が関節内で遊離して動きをロッキング(いわゆる関節ネズミと言われるもの)してしまい肘の曲げ伸ばしの
動きを制限してしまいます。
発症年齢も小学生から中学生くらいの年代に多く、軟式よりは重い硬式のボールを投げてる子のほうがなりやすいかもし
れません。
やはり、体が出来上がっていない年代の子供たちには、指導者がきちんと状態を把握して
痛みがあるときは無理をさせずにしていかなかければいけまんせね。